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にほんブログ村 北川動物病院 バティのつぶやき 2012年03月09日
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愛犬の命
こんにちは、今回は飼い主のつぶやきです。


先日、声帯切除の手術をして元気に退院して行った17歳のわんちゃんのお話です。


実はこのわんちゃんが病院に来るきっかけは安楽死の相談でした。


飼い主さんのお話では飼い主さんが仕事で留守中、常に鳴いていてご近所の方と


トラブルになってしまい苦渋の決断をせざるをえない状況になっていました。


年齢も17歳。痴呆の症状があるのだろうと先生も私も思っていました。


このようなケースは決して珍しくはありません。


CIMG3509.jpg


そして、実際に来院してきたわんちゃんを見て先生も私も困ってしまいました。


それは、体格のいいわんちゃんが、しっかりとした足取りで歩いてきたからです。


もちろん、白内障はある。耳もかなり聞こえなくなっていましたが


飼い主さんがしゃがむと近づいてすり寄って行く。今朝もたくさんご飯を食べてきた。


この状況は先生が考える「安楽死の条件」に決定的に当てはまるものがありませんでした。


先生が考える条件とは


・治らない病気(癌など)で犬が痛みや嘔吐などで常に苦痛を感じている事


・脳の異常などで飼い主さんとのコミニュケーションがとれない。


・常に介護が必要。この状況で飼い主さんが精神 的に追い詰められてしまった場合。(ノイローゼ)


・家族全員が安楽死に対しての意見が一致している事



このまま安楽死をしてしまっていいのか。。。。


飼い主さんからお話を伺ってわかった事がありました。


それは、飼い主さんが「出来る事なら安楽死なんてしたくない」と思っている事です。


17年間も一緒に生活してきたのだから辛い。


しかし、トラブルになってしまって。。。


保健所はあまりにも可哀想だからせめて動物病院で家族がそばにいる状況で。。。


と、愛犬を想っての来院でした。


それを聞いて先生は飼い主さんに提案しました。


どの程度鳴いているのか病院で様子をみさせてもらえませんか。


内服薬も併用して落ち着くかどうか。。。1週間だけ時間をもらえませんか。


飼い主さんに承諾を頂いて17歳のわんちゃんとの生活がスタートしました。


長くなってしまいましたので続きはまた明日にさせていただきます。


改めて命について深く考え、悩んだ件でしたので掲載させて頂きました。


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[2012/03/09 20:04 ] | 未分類 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top
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