にほんブログ村 その他ペットブログ 動物病院・獣医へ
にほんブログ村 北川動物病院 バティのつぶやき 2014年05月11日
FC2ブログ
猫ちゃんの帝王切開
こんにちは、スタッフの北川です。


今回は、猫ちゃんの帝王切開のお話です。


(手術にて子猫を取り出す画像があります。苦手な方はご注意ください)


猫ちゃんの帝王切開ってとても珍しいんです。


ほとんど自然分娩で産まれてくれるので。


ただ、今回のネコちゃんは陣痛が始まって12時間たっているのに


全く生まれず、心配になった飼い主さんから当院へ連絡がはいりました。


お話を聞くと、数か月前から家にご飯を食べに来るようになって


最近、お腹が大きいなぁ・・と思ったら昨夜から陣痛が始まって


陰部から水のような液体が出てきたので、恐らく破水したのだと思います。


と、いう事でした。


陣痛・破水から約12時間経過しているというのは非常に心配です。


通常なら数時間で出産はおわり、子育てを始めなければいけません。


飼い主様には最初の子が骨盤を通ることができない為に難産になっている


可能性をお話して、来院して頂きレントゲンを撮り


お腹の中の子猫の位置を確認しました。


予想通り、骨盤付近にいる子猫が大きくて上手く出産できない状況でした。


母猫の呼吸状態も良くなかったので、飼い主様に事情をお話して


帝王切開をおこないました。


-1CIMG8253.jpg


手術を開始して間もなく大きく膨らんだ子宮が出てきました。


そして順番に子猫を取り出します。


CIMG8254.jpg


CIMG8255.jpg


取り出した子猫の胎胞(赤ちゃんが包まれている膜)を破り


へその緒を糸で縛り、へその緒を切ります。


CIMG8256.jpg


濡れている体をタオルでこすっていきます。


体を乾かす事と、刺激を与えて自分の力で呼吸することをうながします。


特に帝王切開では赤ちゃんにも麻酔がかかってしまう事があるので


たくさんこすって刺激を与え続けます。


CIMG8257.jpg


ミューミューと鳴くようになったら保温マットで温めている箱でゴロン。


CIMG8259.jpg


お腹の中には4頭の子猫がいましたが、そのうちの1頭は


呼吸が弱く、かなり弱っていました。


この子だけ胎胞が破れていましたし、おそらくこの子が


骨盤を通れず難産になってしまった子だと思います。


CIMG8262.jpg


かなり呼吸が弱かったので酸素を吸入させながら


刺激を与え続けました。


数分後、大きく口を開けて呼吸を始め、紫色だった体の色も


呼吸の回数が増えるごとに赤く色づいてきました。


そして元気に鳴いてくれました。


CIMG8265.jpg


赤ちゃんは4匹みんな元気な鳴き声を上げて


数時間後に母猫と一緒に飼い主様おうちへと帰ることができました。


母猫は帰宅して、まもなく子育てを始めてくれました。


手術時の血液検査で心配な点がありましたので


翌日、母猫ちゃんの様子をみせていただきました。


CIMG8269.jpg


元気な姿に先生、スタッフも安心いたしました。


母猫ちゃん!子育て頑張ってね!


猫ちゃんにも難産があるなんて(/ω\)と、驚いた方は


下をぽちっとお願いします
 ↓ (ブログランキングに参加しています)
にほんブログ村 その他ペットブログ 動物病院・獣医へ
にほんブログ村


バナー


↓Facebookもやってます!
FBロゴ (透明)
スポンサーサイト



[2014/05/11 20:23 ] | 未分類 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top
| ホーム |